100までの数の計算-まだ習得できていない二年生 集合!
繰り上がりの足し算と繰り下がりの引き算について独自の解き方(繰り上がりの足し算: http://mh777.xyz
、http://mh777.xyz 、http://mh777.xyz 、繰り下がりの引き算:http://mh777.xyz)を息子に身に付けさせることができ、計算力については通常級の子たちに追いついてきたと喜んでいたところ、2月のある日、息子の宿題を手伝っていた妻から、「”100までの数の計算”がぜんぜん分かっていない。」との報告がありました。妻は、教科書どおりに(10ずつそれぞれひとかたまりにして考えていく解き方)教えようとしたらしいのですが、息子に理解させることができないということだったので、今回も教科書とは異なる教え方を考えてみることにしました。そして、息子がスムーズに理解できそうな解き方を思いついたので、その解き方を息子に教えることにしました。
なお、息子は、今回のトレーニングを始めて1ヶ月半ほどで”100までの数の計算”がすらすらできるようになりました。
今回のトレーニング内容は、以下のとおりです。
事前準備
まず、以下の4枚のプリントを作成しました。
プリント1
100までの数の計算(足し算)
プリント2
100までの数の計算(引き算)
プリント3
100までの数の計算(足し算)2
プリント4
100までの数の計算(引き算)2
Step1
Step1-1
まずは、二桁+二桁(答えが100になる計算式は除く)と二桁-二桁(答えが一桁になる計算式は除く)の計算ができるように教えることにしました。
プリント1とプリント2を使って、以下のように毎回異なる問題プリントを作成し、
100までの計算1(修)
100までの計算2(修)
息子に以下のとおり計算をするように教えました。
例 31+14の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”3”→”1”の順に”3”と”1”を触らせながら3+1の計算をさせ、答えの青色の枠に”4”を記入させる。次に、息子に、”1”→”4”の順に”1”と”4”を触らせながら1+4の計算をさせ、答えの黄色の枠に”5”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「よんじゅうご」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
例 65-32の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”6”→”3”の順に”6”と”3”を触らせながら6-3の計算をさせ、答えの青色の枠に”3”を記入させる。次に、息子に、”5”→”2”の順に”5”と”2”を触らせながら5-2の計算をさせ、答えの黄色の枠に”3”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「さんじゅうさん」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
Step1-2
息子がStep1-1の演習をすらすらできるようになった後、次に、プリント3(足し算だけの演習のときに使う)とプリント4(引き算だけの演習のとき、足し算・引き算混合の演習のときに使う)を使ってStep1-1で教えた解き方で問題演習をさせました。
Step1-3
息子がStep1-2の演習もすらすらできるようになった後は、普通の問題プリント(枠を書いていないもの)を作って演習をさせました。
Step2
Step2-1
Step1のトレーニングによって、息子が二桁+二桁(答えが100になる計算式は除く)と二桁-二桁(答えが一桁になる計算式は除く)をすらすら解けるようになった後、次に、二桁+一桁と二桁ー一桁の計算ができるように教えていくことにしました。
プリント2を使って、以下のように毎回異なる問題プリントを作成し、
100までの計算3
息子に以下のとおり計算をするように教えました。
例 24+2の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”2”→”青色の空欄”の順に”2”と”青色の空欄”を触らせながら2+0の計算をさせ、答えの青色の枠に”2”を記入させる。次に、息子に、”4”→”2”の順に”4”と”2”を触らせながら4+2の計算をさせ、答えの黄色の枠に”6”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「にじゅうろく」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
例 67ー5の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”6”→”青色の空欄”の順に”6”と”青色の空欄”を触らせながら6-0の計算をさせ、答えの青色の枠に”6”を記入させる。次に、息子に、”7”→”5”の順に”7”と”5”を触らせながら7-5の計算をさせ、答えの黄色の枠に”2”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「ろくじゅうに」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
Step2-2
息子がStep2-1の演習をすらすらできるようになった後、次に、プリント4を使ってStep2-1で教えた解き方で問題演習をさせました。
Step2-3
息子がStep2-2の演習もすらすらできるようになった後は、普通の問題プリント(枠を書いていないもの)を作って演習をさせました。
Step3
Step3-1
息子がStep1とStep2で解き方を教えたタイプの計算式を解けるようになった後、二桁-二桁で答えが一桁になる計算式が解けるように教えていくことにしました。
プリント2を使って、以下のように毎回異なる問題プリントを作成し、
100までの計算4
息子に以下のとおり計算をするように教えました。
例 39-30の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”3”→”3”の順に”3”と”3”を触らせながら3-3=0の計算をさせ、答えの青色の枠には何も書かせないようにする。(最初のうち、息子は、答えの青色の枠に”0”を書こうとしたので、息子に「0だから書かないよ。」と言い聞かせていました。)次に、息子に、”9”→”0”の順に”9”と”0”を触らせながら9-0の計算をさせ、答えの黄色の枠に”9”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「きゅう」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
例 94-91の場合
①息子に「青と青」、「黄色と黄色」と声をかけて、息子に、”9”→”9”の順に”9”と”9”を触らせながら9-9=0の計算をさせ、答えの青色の枠には何も書かせないようにする。(最初のうち、息子は、答えの青色の枠に”0”を書こうとしたので、息子に「0だから書かないよ。」と言い聞かせていました。)次に、息子に、”4”→”1”の順に”4”と”1”を触らせながら4-1の計算をさせ、答えの黄色の枠に”3”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「さん」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
Step3-2
息子がStep3-1の演習をすらすらできるようになった後、次に、プリント4を使ってStep3-1で教えた解き方で問題演習をさせました。
Step3-3
息子がStep3-2の演習もすらすらできるようになった後は、普通の問題プリント(枠を書いていないもの)を作って演習をさせました。
Step4
Step4-1
息子がStep1~Step3で解き方を教えたタイプの計算式を解けるようになった後、最後に、□0+□0=100と100-□0の計算式が解けるように教えていくことにしました。
プリント2を使って、以下のように毎回異なる問題プリントを作成し、
100までの計算5(修)
息子に以下のとおり計算をするように教えました。
例 70+30の場合
①息子に、7+3=10の計算をさせ、答えの青色の枠の左に”1”、青色の枠に”0”を記入させる。次に、0+0=0の計算をさせ、答えの黄色の枠に”0”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「ひゃく」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
例 100-20の場合
①息子に、10-2の計算をさせ、答えの青色の枠に”8”を記入させる。次に、0ー0=0の計算をさせ、答えの黄色の枠に”0”を記入させる。
②息子が答えを書き終わったら、息子に「はちじゅう」と言わせる。
※徐々に、答えを言いながら答えを書けるようになるようトレーニングをする。
Step4-2
息子がStep4-1の演習をすらすらできるようになった後、次に、プリント4を使ってStep4-1で教えた解き方で問題演習をさせました。
Step4-3
息子がStep4-2の演習もすらすらできるようになった後は、普通の問題プリント(枠を書いていないもの)を作って演習をさせました。
Step5
最後に、Step1~4で解けるように教えたすべてのタイプの計算式を混ぜた問題プリント(枠を書いていないもの)を作って演習をさせました。